ボストン介護日記

要介護5の父(50代後半)を娘(20代後半)が介護するブログ

脳出血で倒れたボストンと結婚③

こんばんは。ボストン妻です。

 

手術の日の朝、私は会社へ行くため自宅から近くのバス停でバスを待っていました。

これから先、長丁場になることは分かっていたので、私は最初から有休を使って休む選択はしませんでした。この先私が働いて家族やボストンを守っていくと考えていたのだと思います。

バス停の目の前には数年前に建てられた一戸建ての風景が並んでいて、その日一羽のカモメがやってきて 目の前をとてもゆっくりと飛んでいきました。その時は、普段この場所でカモメを見たことがなかったので、これはどういう意味なんだろうと思いました。

倒れてから4日後の手術で、その間の体の状況から麻痺が重く残ると感じていたので、カモメがやって来たのは これから新しい人生が始まるという意味なのだと感じました。

脳出血の後遺症で、高次脳機能障害があるという事が分かり、入院中はっきりと症状が出ました。手術の日の朝カモメが来た意味が、今までのボストンに終わりを告げ、新しい別の人生が始まるということを告げに来たのだと分かりました。

ボストンの両親は、病気ですでに他界していた為、手術は弟さんと叔母さんの立ち会いの元 行われました。私は会社で仕事をしながら手術のことを考えると血圧が上がっているのが分かりました。